9月中旬から参加したウブントゥCAL
六角形のブランケットが無事完成しました!
毎週水曜日に公開されるパターンは、がんばれば1日で終わる(かもしれない)量。少しずつ編めば1週間でちょうど終わり。忙しい週はちょっぴり遅れることもありました。
12週間で撮影してきた写真を見返すと、そのときそのときの思い出がよみがえります。
最終週、ちょっとしたアクシデントがありました。
足の調子が悪くなった実母が、少し大きな病院で検査することに……。待ち時間を見越して、私は編みかけのブランケットをもって出かけました。
待合室、隣では小2の女の子がお母さんと九九の練習をしています。でも、女の子は私のブランケットが気になっているみたい。
「九九、がんばっておぼえてね」
と声をかけると、
「それ、つくってるの?」
興味津々の大きな目がまっすぐこちらに向かってきました。数目編んでみせると、女の子はお母さんの膝の上から降りて、私のすぐ横に座り、かぎ針の動きをじっと見つめます。
「編んでみる?」
とたずねると、さらに目を輝かせて
「おしえてくれるの!? やってみたい!」
編み物好きさんにとって、編み物が完成したときは、〈やった〜!!〉の瞬間ですよね。
だれかのために編んで、そのだれかが喜んでくれたときも嬉しい。
ちいさな少女から編み方をおしえて!といわれたときは、心がポカポカしてくるようでした。
幼い頃に編み物をおしえてもらったときのワクワク感でしょうか…… 時を経て、それを伝えられる喜びでしょうか……
たまたま出会った女の子がとても愛おしく思えました。
待合室には、私たちの他に、年配の女性がふたり。5人の大人は、優しい気持ちで女の子とウブントゥブランケットを見守ります。
時間切れ…… 私は女の子に編み方をおしえることはできませんでしたが、女の子のお母さんは「私がおしえます!」と約束してくれました。
ウブントゥとは、相手を思いやるやさしさを表すアフリカの言葉。ブランケットの6つのカラフルなひし形と待合室の6人とが重なりました。
私は、ウブントゥCALに参加して、美しいブランケットと、待合室でのしあわせな時間を手に入れました♡
Ubuntu CAL 2018 関連サイト(英語):
https://lookatwhatimade.net/crafts/yarn/crochet/ubuntu/ubuntu-cal-2018-information/
CALについてはUbuntu CAL 2018に参加するもご覧ください。
糸やパターンの情報については、ravelryのページに記載しています。
Inatagramに載せた成長の記録(2枚目に動画があります)