すべて編み物の話です。
編んでいて間違えること、ありますよね? すぐ気づけば、ためらうことなく、ほどいて編み直す。でも、ブランケットのような大物になると、気づくまでに大分編んでいることがあり、ほどきたくない気持ちが大きくなります。
ほどいて編み直すか、見て見ぬ振りをするか……
洋の東西を問わず、悩ましい気持ちは同じですが、それを表す絵文字はちがうようです。ほどいたときに日本ではラーメンの絵文字を使うことがあります。英語圏ではカエルの絵文字です。
英語で「ほどく」は、本来は「rip it(リップ イット)」。繰り返しほどくと rip it, rip it, rip it… となり、その音がカエルの鳴き声 ribbit, ribbit, ribbit… に似ていることから、「rip it」の代わりに「 frog (カエル)」が広く使われています。
蛙と製麺については、こちらもご覧ください
ほどく、ほどかない、切って直す!?
2021年現在、間違えた場合、日本では、ほどく、ほどかないの2択でしょうか?
海外の編み物好きさんたちの間では、Crochet Surgery という選択肢をかなりの頻度でみかけます。
crochet は「かぎ針編み」、surgery は「手術」、その名の通り、ハサミを使った編み地の外科手術です✂
次の2つの写真は「シャーロット・ユニバースCAL 2021」の参加者のもの。いずれも、ほどかずに対処しています。
数目多かったり、少なかったりといったシンプルなものは切って直す選択肢もありだと思います。
海外からの投稿をみていると、これまでの考え方をひっくり返されるような発見があります。いくつかはブログに「かぎ針編みの基礎技術」としてまとめています。
カバー写真について
カバー写真は、しずくとあみもの 写真を投稿しているぁゃさん撮影。苔とカエルさんです。ぁゃさんのInstagramには、きれいなしずくの写真がいっぱいあります。癒やされますよ。もちろん、シャーロット・ユニバースの写真もアップされています! → ぁゃさんのInstagram