かわいいお花のちいさなマンダラのご紹介です。引き上げ編みを使った立体的な編み方を試してみたい方におすすめ。
Sophie’s Mandala small pattern by Dedri Uys.
Japanese translation under the permission of the original designer.
「ソフィーズ・ユニバース」とは
ソフィーズ・ユニバース(Sophie’s Universe)とは、ブランケットのデザインにつけられた名前です。中心のお花とその周りにお花畑が広がるようなデザインのブランケットをどこかでご覧になった方も多いのではないでしょうか。2020年、発表から5周年を記念してトートバッグも発売されました。
ソフィーズ・ユニバースの日本語版は、このブログの「ソフィーズ・ユニバースCAL2015情報」にあります。
Sophie’s Mandala Small
ブランケットの制作には時間がかかりますが、デザインをされたDedriさんは、ブランケットの中央のお花モチーフでマンダラを作っています。このページでは、ちいさなマンダラ(Sophie’s Mandala small)に関連するサイトの紹介をします。
パターンの翻訳ではありません。編み図もありません。でも、わかりやすい写真付きですし、動画もあります。まずはご覧ください。
日本語化の許可をいただき、マンダラ(小)の日本語版が完成しました。この投稿の最後に日本語版情報を追記しました。【2020/9/10】
Sophie’s Mandala small の関連ページ
以下の2ページは必ず閲覧してください(ページを訪れることは、デザイナーさんを応援することになります)。
- Ravelry
- DedriさんのサイトのSophie’s Mandala small のページ
このマンダラは全部で9段。1〜8段目までは、Sophie’s Universe CALのpart 1と同じです。実際の編み方は次のページに載っています。
- Sophie’s Universe Part 1(Dedriさんの写真付き英文パターン)
ページをスクロールすると、お花モチーフの写真が3つ出てきます。写真の下は、1〜8段で使う糸のカラーです。ちょっと眺めたら、さらに下へ。
「Abbreviations」のところに記述されている記号に注目してください。ここで使う編み方の一覧です。ch(鎖編み)、sc(細編み)、hdc(中長編み)、dc(長編み)、slst(引き抜き編み)を覚えておきましょう。FPは「表引き上げ編み」、BPは「裏引き上げ編み」の意味です。BLOは「後ろ側のループにだけ編む」です(筋編みで拾うループと同じ)。
その下に「Instructions」という見出しがあります。ここからが編み方の説明と写真です。Round 1(1段目)からRound 8(8段目)まであります。Round ○と写真の間に記述されているのが、その段の編み方です。
8段目まで編んだら、Sophie’s Mandala smallのページに戻って、「Round 9 {Small Version Only}」の説明にしたがって、9段目を編みます。
- part 1の動画 ( It’s All in a NutshellのEsther さんの動画)
1〜8段目の編み方は動画もあります。英語なので、最初はわかりにくいかもしれませんが、少しだけ我慢して見続けてみましょう。写真と合わせて見ると、少しずつ慣れてくると思います。(ここで、慣れると、いろいろなデザインを動画で編むことができるようになります)
英文の読み方
2段目以降、Round ○の直後にある2行は、前段と同じ糸で編む場合の指示と、糸を替える場合の指示です。同じ糸で編むときは、立ち上がりの鎖編みを使います。糸替えのときは、スタンディング編みを使います。スタンディング編みについては、part 1の動画を見ながら編むとわかりやすいと思います。
各段の「Stitch Counts:」を活用しましょう。その段の総目数(Total)や花びらごとの目数(Per Petal:)が出ています。間違いがあると、次の段でうまくいかなくなります。1段ごとに目数を確認しておくと、ほどく量が減ります。
花びらは6枚あり、同じ編み方を繰り返すことになります。6段目までは、花びら1枚分の編み方が*で囲まれた部分に記載され、それを花びらの枚数分繰り返せという説明になっています。
9段目は動画がありません。長編み6目と引き抜き編みのスカラップ編み(シェル編み)になります。(長編みを編み入れる目と引き抜き編みをする目の間には、何も編まない2目があります。)
まずは9段、がんばってみましょう!
もし、ブラケットまで大きくしようと考えている方は、マンダラ部分(パート3まで)は、キツめに編んでおきましょう。大きくすると、重みで引っ張られるので、歪みやすくなります。
昨年発表されたMary’s Memoryモチーフと3段目まで同じ編み方です。Mary’s Memoryを編むも参考にしてください。
日本語版情報【2020/9/10追加】
日本語版のテストに協力してくれたみなさん、いつもありがとうございます。◇ はーちゃんさん ◇ Satomi Kawamotoさん ◇ Momo Wさん ◇ もちさん ◇
日本語版pdfファイル
pdfファイルはときどきバージョンアップします。pdfに直接リンクをはるのではなく、この投稿へのリンクをお願いします。pdfファイルには著作権があります。許可なく再配布することは禁止されています。
ご利用の際のお願い
このパターンを利用して作ったものを個人が販売することは可能ですが、その際、デザイナーの名前(Dedri Uys)とURLを明記してください。このサイト、および、Dedri Uysさんのサイトの写真は使用禁止です。詳しくは、lookatwhatimade.netサイトの利用規約(Terms of Use)を参照してください。
デザインをしたデドリ・アイスさんのインタビュー記事があります。これから編み物をはじめようとしている人へのアドバイスもあります。
デドリ・アイスさんのインタビュー記事