細編み:目立たない増し目(invisible increase)

目立たない減らし目(Invisible Decrease)だけでなく、目立たない増し目もありました。

あみぐるみを作るときに便利な〈目立たない減らし目(インビジブル減らし目)〉については、こちらの投稿をご覧ください。

細編み:目立たない減らし目

目を増やしたときの穴は小さいですが、通常の細編みよりはちょっと大きめです。それを解消しようというのが、invisible increase(インビジブル・インクリーズ:目立たない増し目)で、次の手順で編みます。

(手順1)目を増やす1目に対して、手前側のループのみに、細編み1目を編みます(1つ目の細編み)。

(手順2)続いて、同じ目の両方のループを拾って、細編み1目を編みます(2つ目の細編み)。

なぜ手前のループなのだろう、後ろのループでもいいのでは?と思い、調べてみると、疑問をスッキリ解決してくれるページがありました。カナダのあみぐるみ作家、June Gilbankさんのブログinvisible increase for amigurumi(「あみぐるみのための目立たない増し目」)で、さまざまな手法による〈細編みの増し目〉が写真付きで比較されています。

上のページ(英語)のなかほどに表示される9マスに区切られたピンクの正方形(写真)をみてください。1〜8の番号のそれぞれのマスの中央にある細編みは、8種類の手法で編まれた増し目です。その下にある表には手法ごとに〈編みやすさ〉〈穴の大きさ〉〈見栄え〉が記され、総合評価で2番の手法が選ばれています(これが上に示した「目立たない増し目」の編み方、ちなみに1番が標準的な手法の増し目)。

あみぐるみも作ります。日本にも海外にもかわいいパターンがいっぱい♡

手前のループに1回、両方のループでもう1回。これからは、増し目もインビジブルでいこうと思いました。


「あみぐるみ」って、英語でもamigurumiなんですね。日本で生まれたけれど、先に人気を博したのは海外だとか(Widipediaの「amigurumi」より)。それで、あみぐるみ用に目立たない減らし目が開発されたのも海外で、日本に戻ってくるのは遅れたということなのでしょうか。


カバー写真の苺(苺本体とヘタの部分、茎は含まず)のパターンは、こちら(ラベリー)からアクセスできます。

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